矯正歯科・歯科(予防処置)
つくば毛利矯正歯科
診療時間 | 平日 10:15~13:30、15:00~19:00 土・日:10:00~13:30、14:30~18:00 |
休診日 | 日曜、祝日 ※日曜日は月2回診療いたします。 ホームページをご確認ください。 |
電話 | 029-855-0418 |
所在地 | つくば市春日2-2-7(2017年4月より移転しました) |
2015年5月号 つくまる掲載
2018年2月 更新
院長 毛利 環(もうり たまき)
1980年 | 福岡県立九州歯科大学卒業 |
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1985年 | 高橋新次郎記念矯正歯科研究所・京橋診療所部長(中央区) |
1991年 | 新潟大学大学院修了(歯科矯正学専攻) |
1993年 | 新潟大学大学院・医歯学総合研究科・教官(歯科矯正学) |
1999年 | スウェーデ ン・王立ルンド大学歯学部(文部省派遣在外研究員) |
2000年 | スウェーデン・マルメ大学歯学部矯正科・客員教員 |
2002年 | 東京医科歯科大学・医歯学教育研究センター 教官 |
2008年 | つくば毛利矯正歯科 開院 |
歯学博士、日本矯正歯科学会認定医・指導医、
新潟大学歯学部、筑波大学医学医療系 非常勤講師
新潟大学や東京医科歯科大学などで20年以上にわたり診療、教育、研究に従事し、その間、矯正専門医として日本人で初めてスウェーデンに国費留学した経歴をもつ毛利院長。その幅広い経験と知識をもとに、欧米における矯正歯科の社会背景から、国内外の多様なデータや症例まで、話題はどんどん広がっていく。写真や模型を使った分かりやすい説明と、親しみやすく飾らない人柄に引き込まれ、自然と理解を深めることができる。
歯科先進国スウェーデンでは、専門医の養成から保険適用の基準づくりまで、国をあげて矯正歯科治療を支える体制が整っているという。毛利院長は、社会の責任として必要な人に必要な治療を施す取り組みに大きな刺激を受け、北欧の「矯正歯科ケアー」という考え方を日本にいち早く導入した。「治療」と「ケアー」の違いについて、「治療は医師の仕事ですが、ケアーはもっと広く社会全体で患者さんを導くものです。治療法や技術だけに目を向けるのではなく、社会心理学的な側面から患者さん本人の気持ちや第三者が見た時の印象まで考慮し、対応していきます」と話す。
そこで欠かせないのが、その患者さんに、いつ、どういう治療が必要なのかを見極めることだ。当たり前なようで奥が深い。治療法について、ホームページでは「オスロ・テクニック」が紹介されている。「これは、オスロ大学の特別なテクニックというより、基本に忠実な標準治療を基に、最適な器材や技術を駆使して、その状況でベストな治療をするということ。患者さんによってお口の中の状態が違いますし、年齢によっても状況が異なりますから、治療のステップ毎に常に変化に対応していかなければなりません」
まず初診の矯正相談でしっかり話を聞き、長期的な見通しを立てて複数の治療方針を示し、さらに話し合いを重ねる。子どもの場合、永久歯への生えかわり時期や顎の発達段階などを考え、治療を始めるタイミングが重要となる。また、歯に装着する矯正装置(器具)も、歯の表側につけるもの、裏側につけるもの、透明なマウスピースタイプのものなどさまざまで、それぞれの得意・不得意を知って選ぶことが必要だ。ときには、歯を抜くかどうかの判断が求められる場合もある。「患者さんのご希望で、抜かずに治療を開始し、途中で抜いた方が良いと納得していただいてから抜いた例もあります。少し遠回りをしても、患者さんが納得して治療を続けることが大切です」
治療中は装置の周りに歯垢がたまりやすいため、歯ブラシ指導やフッ素洗口など、虫歯予防や衛生管理も計画的に行う。長期間にわたる矯正治療を最良のゴールに導くため、患者さんにしっかりと寄り添っていく。