小児科・小児外科

二の宮越智クリニック

診療時間 9:00〜12:00、14:30〜18:00
(但し土曜午後は14:00〜17:00)
平日14:00~15:00 乳幼児健診、予防接種専用
*診療時間内の乳幼児健診・予防接種は感染防止のため時間予約制
休診日 木曜・日曜・祝日
電話 029-855-6688
所在地 つくば市松野木187-3

2010年6月号 つくまる掲載
2018年2月 更新

 

院長 越智 五平(おち ごへい)

1980年

筑波大学医学専門学群卒業

筑波大学附属病院研修医

1982年

筑波大学附属病院小児外科医員

北茨城市立病院外科医員

1983年

日赤医療センター小児外科医員

1984年

筑波大学小児外科チーフレジデント

1986年

筑波大学臨床医学系講師(小児外科学)

1988年

医学博士(筑波大学)

1993年

二の宮越智クリニック開院

日本外科学会認定医(専門医)
日本小児外科学会認定医(専門医)
日本小児外科学会評議員

子供用 プレイコーナー

新生児からお年寄りまで、まさに地域のホームドクターとして幅広く対応する越智クリニック。院長の専門は小児科および小児外科で、患者さんの約8割は子どもたち。院内にはベビールームやプレイコーナが設けられ、診察室の壁には子どもたちからプレゼントされたたくさんの絵が飾られている。
 
院長自身、幼い頃は病弱で、医療機関と縁が切れなかったという。さまざまな医師と出会う中で、幼心にひどく落胆したり、逆に勇気づけられたりした経験が、小児科医を志す原点となる。筑波大学進学後も小児科医を目指していたが、間もなく「小児外科」の講座が新設され進むべき道が定まった。

小児外科はもともと外科の一部で、昭和39年に学会ができたばかりの新しい領域。先天的な異常や外科的な治療が必要な病気、ケガやヤケドの処置まで、発育途上にある子どもたちの治療を担う。
 
「診察中はお子さんから目を離さず、短時間でしっかり情報を得て診断します。その分お母さんに顔を向ける時間は少なくなりますが、子どもの嫌な時間を早く終わらせてあげる方が大切です。それから、一回で治る病気は一回の診療で済ませてあげたい。何回も来てくれることを喜ぶ仕事ではありませんから」
 
その姿勢に親子双方から厚い信頼が寄せられ、評判は口コミで広まっている。長年通う患者さんも多く、中には成長して親となり、やがて自分の赤ちゃんを抱いて訪れる人もいるとのこと。「なんとなく照れくさいけれど、嬉しいものですよ」と温和な表情がいっそう和らぐ。
 
全身麻酔での手術が必要な場合は筑波大学附属病院へ紹介するが、その症例を最も得意とする医師を知っているのも越智院長の強み。さらに乳幼児健診の際は、筑波大学や茨城県立医療大学などから小児看護の専門家が来て、育児相談や栄養相談に応じるなど、大学との連携プレーで安心を支えている。また乳幼児健診では、開院当初から超音波検査を導入。この先進的な取り組みにより、悪性腫瘍の早期発見など大きな効果をあげている。
 
「自分が健康である限り、今の体制で診療を続けたいと考えています。患者さんからの意見は、要望でも不満でもどんどん聞かせてほしいですね。それを改善することで、僕も進歩していけますから」と、懐の深い言葉に温かみがこもる。