歯科一般・小児歯科・矯正歯科
岡田歯科医院
診療時間 | 9:00~12:00、14:00~18:00 |
休診日 | 木曜・日曜・祝日 |
電話 | 029-873-3303 |
所在地 | つくば市高崎2277-61 |
2014年3月号 つくまる掲載
2018年2月 更新
院長 岡田 裕行(おかだ ひろゆき)
1980年 | 日本大学松戸歯学部卒業 日本大学松戸歯学部 保存Ⅲ教室(歯内療法講座)在籍 |
---|---|
1981年 | 岡田歯科医院開院 |
1989年 | 組織変更し医療法人社団誠善会開設 |
自分が治療を受けたいような歯科医院にすること。その思いが岡田裕行院長の原点であり、それを追求する姿勢は開業以来30年以上変わっていない。目指してきたクリニック像を具体的に伺うと、まず話してくれたのは世界の歯科医療事情だ。
「アメリカでは歯科開業医の専門医制度が発達していますが、日本は一人の医師が何でも診るのが当たり前です。また、欧米では被せ物や詰め物はセラミックまたはジルコニアが基本で、まだ金属を使っているのは日本だけ。それから、日本独自の保険制度は素晴らしい反面、新しい治療法の許認可に時間がかかるなど矛盾もはらんでいます」
そうした背景の違いを踏まえつつ、岡田院長が常に念頭においてきたのはグローバルスタンダード(世界標準)の歯科医療だ。それを後押ししてくれたものが2つあるという。
「一つは、虫歯や歯周病などの検査を経験や勘に頼るのではなく、データに基づいて数値化できるようになったこと。もう一つは、歯科医療機器のデジタル化が進んだことです。歯科医療はこの10年で急速に発達し、大きく変わりました」
例えば、セラミックの被せ物や詰め物を削り出す装置は、以前は工場が必要なほど大型だったが、今では診療台の脇に置けるほど小型化した。これにより、白い歯への治療を1回で完了できる。ほかにも、小型化した歯科用CTを導入。診療室兼X線室では、診療台に座ったままの局所レントゲン撮影も可能で、これも欧米ではごく普通のスタイルなのだそう。レーザー治療器は4機種導入し、虫歯や歯周病の検査と治療に活用している。
高齢者や持病のある患者さんについても、血圧をモニタリングしながらの治療や、鎮静法による治療など、万全の対応をしてくれる。さらに、針金のない入れ歯、柔らかい入れ歯など、治療の選択肢が広い。
患者さんの安心と納得を得るため、分かりやすい説明を心がけ、詳しい検査データや口腔内写真等をすべて患者さんに渡すのも特徴の一つ。治療が必要な場合は、患者さんの希望に沿った治療計画を立てるため、専任のコーディネータとじっくり相談できるシステムだ。現在通院する患者さんの7割以上が、治療を終えた状態を維持するためのメンテナンス。しっかりとした信頼関係で結ばれているからこそ、治療目的ではない定期通院が根付いているのだろう。
清潔な院内環境づくりも、歯を削るタービンのヘッドを患者さん一人毎に取り外して交換・滅菌するなど徹底している。コストはかかるが、これも「自分が治療を受けたいような歯科医院にする」ため。あらゆる取り組みが、患者さん目線での歯科医院づくりに結実している。